最近、Nokia E61というsmartphoneを入手したのに伴い、これまでの環境から移行を進めている。 その過程で、わたしも協力したKeyring for PalmOSによるパスワード管理も、Smart Phoneへ移行することにした。使用するソフトウエアは、Safe and SafeDesktop.に目をつけた。これはJ2ME/MIDPで動くアプリケーションとJavaでうごくConduitのアプリケーションである。
ところが、このSafe , 作者(Thomas King氏 -king[at]t-king.de http://www.t-king.de)がプロプラエタリ版にして、それに注力することをきめた。それに反対するものではないが、移行するにあたっていくつかの改善や変更を計画していたので、どうするか、わたしの決意が必要だ。
そのまえに、移行について整理しておく。
- まず、移行のために、Keyring for PalmOSのデータをsafeに持ってこれるようにする必要があった。 Keyring for PalmOSには幸いにもデスクトップのConduitがある。JpilotとそのKeyringプラグインである。これらは私も日本のソート順やJ-OSへの対応等で協力したので内部構造を良く知っているため、ベースにするのは容易だ。しかしながら、Keyringプラグインにはexport機能がない。
- また、Keyring for PalmOSは、次の大きな改版にむけたアルファリリース段階にある。わたしも現在使っている安定版 ではTriple-DESを共通鍵暗号に使用し、パスワードはMD5でハッシュを取っている。これに対して、次期アルファ版のほうは、128bitのAES, 192bitのtriple-DES,256bitのAES を共通鍵暗号 に使用し、SaltやIvecを適切にあつかう。また、Passwordのハッシュには、256bitのSHAを使用するため、安全性も高まる。
- Safeは、IDEAを共通鍵暗号アルゴリズムとしている。IDEAは商用利用にはPatent feeを必要とするため、GPLでライセンスされていても商用利用ができない。また、passwordのハッシュには、MD5を使用している。
- Safeは、Javaのクラス構造をシリアライズしたXML形式のファイルをインポート・エキスポートできる。
これらの条件から、つぎのようにすることにした。
- JpilotのKeyring pluginについて、Keyring for PalmOS 2.0対応つまり、AES,SHAへの対応をはかる。
- JpiilotのKeyring pluginについて、XML形式のエキスポート機能に対応する。
- Safeは、GPL版として、Keyring for MIDP としてプロジェクトをforkさせる。
- forkさせたKeyring for MIDPは、AES/SHA仕様として、Keyring for PalmOS 2.0と同様の方式、データ構造を使うようにする。
- Keyring for MIDPは、JpilotのKeyring pluginがエキスポートした XML形式をインポートできる。
| 添付 | サイズ |
|---|---|
| safe_2.4.1.tar.gz | 480.58 KB |
| SafeDesktop_0.9.8.tar.gz | 450.46 KB |


もとのプロジェクトでのダウンロード
本のプロジェクトでは、ダウンロードできなくなっている。GPLライセンスに従い、本ページに添付し、再配布を行う。
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